秋田県立男鹿海洋高等学校

校長挨拶

　この度は、男鹿海洋高校ホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
　本校の前身は、昭和21年、秋田県立水産学校として創立され、24年には通常課程（水産科、普通科）と定時制課程が設置されました。33年には定時制課程が独立し秋田県立男鹿高等学校となりましたが、再度統合し、平成16年度「男鹿に学んで世界に羽ばたく生徒の育成」を教育目標に、県内唯一の水産科を有した総合制高校として新たなスタートを切り、本年で20年目を迎えます。この教育目標には、男鹿という地で学んだ知識や技術を基に、地域はもとより世界で活躍できる社会人に成長してほしいという願いが込められています。現在、水産科（海洋科・食品科学科）2クラスのほかに、充実した商業系科目を特徴とした教育内容を有する普通科1クラスの構成となっております。
　さて、本校では「社会に開かれた教育課程」の実施にあたり、秋田市に本社を置くドリームリンク株式会社と男鹿市との三者で「男鹿地域産学官連携プロジェクト事業」を展開しております。男鹿地域の未来を見据え、三者が同じ目標に向かって地域の課題を明確に設定し、思考・探究力をそれぞれの立場で支援し、協働的な活動を通じて創造力・実践力を身に付けさせ、卒業後に地域に貢献できる人材育成を目指しております。また、本県沖での洋上風力発電事業においては、海運業界や港湾建設会社と連携・協力しながら多目的ハイブリッド起重船の乗組員、Ｏ＆Ｍ（Operation＆Maintenance）に必要な人材育成、そして風車設備の点検や修理を行うための作業員運搬船(Crew Transfer Vessel)に関わる乗組員の育成等、本学科の特色を活かした取組みを行っております。加えて、昨年度から、男鹿市との連携を図り「地域みらい留学」事業を開始し、“海の恵みをあなたの「みらい」に！”をキャッチコピーに、海洋科と食品科学科を対象に、全国から生徒を募集し、今年度1名の生徒が入学しております。都道府県の枠を超え、本校の特色ある教育活動を通じて、学んだことを実践し社会に貢献できる人材育成に努めているところです。私たち教職員一同、地域から期待される学校を目指し、地域・保護者・同窓生の皆様の御協力を得ながら、生徒一人ひとりが成長を実感できるよう全力で取り組んでまいりますので、何卒、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。